簿記の資格を取りたいけど、通信講座とか使わずに何とか独学で取れませんかね?
こんな悩みをお持ちのあなた、答えは簡単です。
「パブロフ流」でみんな合格です。
パブロフ流とは、簿記試験合格のための必需品

「パブロフ流」の正体とは、公認会計士のよせだあつこさんによる、簿記試験合格のためのテキストや問題集です。
最近では本だけにとどまらず、アプリやWebサイトも充実し、まさに「パブロフ流だけで十分合格を狙える」体制です。
独学で簿記試験合格を目指すなら、テキスト選びは超重要
数年前に簿記3級を受験するにあたり、独学しか考えていなかった僕は、分かりやすい参考書を探していました。
ネットでの口コミを参考にしたり、実際に本屋で手に取ったりする中で出会ったのがこの本でした。
仕訳が条件反射的にスラスラ書けるようになる、だからパブロフ
「パブロフ流」って何だそりゃ?
それが素直な第一印象でした(よせだあつこさん、すみません)
しかし本を手に取ってみると、「仕訳がスラスラ書けるようになり、問題を条件反射的に解けるようになります」とのこと。
簿記の本質的理論を理解することではなく、簿記試験に合格することに重きをおいていた自分にとって、条件反射的に解けるようになるというのは魅力的でした。
主人公のパブロフ君がとにかく可愛い
さらにペラペラめくってみると、まず目に飛び込んでくるのが各ページ左の4コマ漫画です。
簿記3級のテキストならAmazonで試し読みができるので、ぜひ確認してみてください。
ここで単元ごとの要点を視覚的に理解できるのですが、ここで登場するパブロフ君が可愛いのです。
パブロフ君は犬なのですが、ドックフード店を経営する経営者でもあります。
自分のお店の売上を把握するため、公認会計士をしている「お兄さん」に簿記を教わります。
時には真剣に、時にはボケを交えてのやりとり。
この掛け合いがまたユルくて癒されるのです。
パブロフ君は可愛いだけじゃない、感動の成長物語なのです
初めは小さなペットフード店の店主だったパブロフ君。
しだいに従業員を雇うようになり、支店を持つようになります。
そして簿記2級のテキストを終える頃には、企業買収などするくらいの敏腕経営者になっていきます。
だってパブロフ君は犬ですよ、この辺のシュールさも魅力的です。
説明がとても分かりやすい、見やすい
4コマ漫画にばかり気を取られがちですが、肝心の仕訳や問題の解き方の説明も、とても分かりやすいです。
適度な文字の大きさで、説明もくどすぎず、見やすさ分かりやすさも必要十分です。
他社のテキストとも見比べましたが、びっしりと説明が書かれていて見ただけでやる気をなくす・・・そんなテキストもあるので注意です。
総仕上げ問題集がとにかく実践で使えるレベル
簿記3級の時はテキストについている問題集だけで合格したのですが、簿記2級では万全を期すため、総仕上げ問題集も購入して臨みました。
この総仕上げ問題集がまたすごいのです。
問題を解くまでの思考の過程を、図や表を駆使して書き出してくれています。
そのため自分が問題につまづいた時には、どうやって回答を導けばよいのかが良く分かるようになります。
また、それらの説明が手書き(風のフォント?)で書かれているため、あたかも一緒に問題を解いているような錯覚になります。
簿記2級を独学で合格するには、どれくらいの時間が必要か?

簿記3級の復習含め、1日2時間の勉強で2ヶ月やれば合格できます
僕が簿記2級に独学で合格したときの勉強時間を紹介します。
背景として、事前に簿記3級に合格していましたがほとんど忘れている、1日に勉強できる時間は2時間ほどです。
勉強対象 | 勉強内容 | 勉強時間 |
---|---|---|
簿記3級 | 復習(テキスト読破) | 2週間 |
簿記2級 | 商業簿記(テキスト読破) | 1週間 |
簿記2級 | 工業簿記(テキスト読破) | 1週間 |
簿記2級 | 商業簿記(総仕上げ問題集) | 1週間 |
簿記2級 | 工業簿記(総仕上げ問題集) | 1週間 |
簿記2級 | 模擬テスト | 2週間 |
表にもあるように、トータル2ヶ月の時間をかけて簿記2級を独学で合格しました。
上記の画像にも掲載していますが、結果は1問だけ間違いの98点でした。
簿記2級の合格のための通信講座などでは、3ヶ月で合格可能です!なんて宣伝も見かけることから、僕ももう少し余裕を持ったスケジュールでも良かったかなと反省しています。
模擬テストで時間が足りないことを知ろう
独学で試験勉強するにあたり、必ず取り組んでほしいのが模擬テストです。
まずは実際の試験時間で、過去問題を解いてみてください。
ほとんどの人は、思ったより時間が足りないということに気付くと思います。
まずは全体の問題を確認し、簡単そうな問題から解く
何も先頭の問題から回答する必要はありません。
試験が始まったら、全ての問題をざっと確認し、簡単そうな問題から解いていきます。
初めから難問に取りかかってしまい、時間をかけすぎて終わらなかった…なんてことは絶対避けましょう。
簡単な問題を解くことで落ち着くことができ、自分に自信が持てるようになります。
ちなみに僕の場合、全ての問題を確認した際、ニヤニヤが止まりませんでした。
だって、総仕上げ問題集で解いたことがある問題ばかりだったからです。
すきま時間にパブロフアプリが最高に使いやすい
パブロフ流にはアプリも提供されています。
簿記2級3級ともに有料・無料あるのですが、僕は無料版で十分勉強できました。
内容は仕訳問題のみなのですが、勘定科目をドロップダウンで選択できるので、スマホでの勉強に最適でした。
これをちょっとしたすきま時間、昼休みの休憩中や、子供の塾の送り迎えの待ち時間などでやりました。
テキストだけの独学が不安ならオンライン講座で安心
ここまでの記事で、パブロフ流で十分合格レベルに到達できることが伝わったでしょうか?
しかしどうしても、テキストを使った独学だけでは不安、という方もいると思います。
そんな人はオンライン講座も検討してみましょう。
オンライン講座とは、パソコンやスマホで授業の動画が見られるサービスです。
決して安い買い物ではないので、絶対合格しなければとモチベーションが上がるかもしれません。
簿記試験に合った電卓を選ぼう
簿記試験合格に電卓選びはとても重要
つい軽く考えられがちですが、簿記試験合格のためには電卓選びはとても重要です。
そもそも、簿記試験に使用してはいけない電卓があるのをご存じですか?
- 音が出る
- プログラム機能(関数電卓、売価計算、原価計算)
- 辞書機能(文字入力もダメ)
そして使いこなすにも技術が必要ですが、以下のような機能があると便利です。
- 滑り止めがついている
- 税率計算や日数計算機能(この辺の機能はOK)
- 早打ち機能
- メモリ機能
【結論】電卓選びは売れ筋を選べば間違いない
色々と制約がある簿記試験用の電卓ですが、結論としては売れてるものを選べば間違いないと思います。
以下の商品を基準として、口コミなどを参考に比較してみることをおすすめします。
ただし、自分の手にフィットすることも非常に重要ですので、ぜひお店で現物をチェックしましょう。
電卓の使い方も奥が深い
実は電卓というものは、非常に多機能です。
単なる四則演算だけしか使わないのはもったいない。
使い方を知っていると知らないとでは、計算スピードに驚くほど差が付きます。
ここでもパブロフ君のお世話になってみましょう。
まとめ:パブロフ流を信じて勉強すれば必ず報われます
勉強を進めていくと、色々な参考書や問題集に目を奪われがちですが、パブロフ流を信じましょう。
あれもこれもと手を出しすぎるのが一番危険です。
大丈夫、パブロフ流でみんな合格です!