今回の記事は、Windows10 Ver.2004へのアップデートが原因と思われる不具合の第2弾です。
第1弾は以下のとおり、IE11でPDFが開かない問題でしたが解決しています。

僕は社内SEとして、1,000台近い社内パソコンの管理や社内サポートデスク的なことをしています。
今回はインターネットに情報がほとんどなく、ようやく見つけたわずかな情報から解決に至りました。
Windows10 Ver.2004にアップデートしてからの不具合2点
Windows10 Ver.2004へのアップデートがきっかけと思われる不具合は、僕の会社で現在確認しているのが以下の2点です。
- IE11でPDFが開けなくなった
- Officeライセンスが消えた
今回の記事は、Officeライセンスが消えてしまった事象への対応となります。
Officeライセンスが消えてるし認証されないしで困った

現象としては上図のとおりです。
これまでライセンス認証されていたOffice製品を開くと、ライセンス認証ウィザードが開いてしまいます。
プロダクトキーを入れてみるが
「ライセンス認証されていたはずのOffice製品で、ある日突然ライセンス認証ウィザードが表示されてしまう」事例は以前からたまに発生していました。
明確な原因は分からないながらも、プロダクトキーを再度登録すれば解決していたのですが、今回は様子が違います。
プロダクトキーを入力しても…

「ライセンス認証に失敗しました」の表示が消えません。

とりあえずOffice製品を再起動してみると…

Officeの再構成が始まったので、これで一安心?

と思いきや、100%近くまで進んでいたプログレスバーが一気に0%に戻ってしまい…。

どうやってもライセンス認証ができない状態となりました。
マイクロソフトに問い合わせたけど解決しない
ライセンス認証に失敗とのメッセージが出るものの、Office製品は使用できる状態です。
しかし毎回ライセンス認証のメッセージが出るのがウザいし、ライセンス違反してるみたいで何か嫌だ。
勇気を出してマイクロソフトに問い合わせてみると、ライセンスの有効性を確認してくれました。
結果は、ライセンス自体に異常なし。
そりゃそうですよ、ボリュームライセンス購入したばかりなのでライセンス不足というのは考えられません。
Windows10 Ver.2004の仕業じゃないのか?
その後もマイクロソフトはありきたりな回答で、Officeの再インストールしてみてくださいなどと言ってきます。
そんなのとっくに試したうえで、それでもできないから問い合わせしてるのです!
こっちはWindows10 Ver.2004にアップデートしたことが原因とみているので、それとなく同様の問い合わせの有無を聞いてみますが、現在のところありませんとのこと。
あるはずだぜーマイクロソフトさん!?
気を取り直してインターネットに助けを求めた結果
どうにも困り果て、再度インターネットを捜索してみると、気になる記事を発見しました。

わらにもすがる思いで上記のブログにある手順をやってみたところ、これがビンゴでした!
ライセンス認証できるようになった手順を完全再現

コンピューター\HKEY_USERS\S-1-5-20を右クリックし、アクセス許可を選択します。

ライセンス認証できないパソコンの場合、この画面で「NETWORK SERVICE」がいない場合がほとんどです。
追加ボタンをクリックします。

「NETWORK SERVICE」と入力してOKをクリックします。

「NETWORK SERVICE」が追加されているので、フルコントロールのアクセス許可を付与します。

あれほどまでに苦戦したライセンス認証があっさり完了します。
まとめ:インターネットで知識の共有はすばらしい
いつもそうですが、今回もインターネットに助けてもらいました。
僕がこうやってブログを書いているのも、同じように苦労している人を助けたいという考えからです。
きれいごと言ってるように聞こえるかもしれないですけど、結構真剣に思っています。
僕とまったく同じ状況でつまずいている人も、世の中に必ずいると思うのです。
そんな時に僕のブログ記事を読んで問題解決してくれたら、僕はそれだけで満足です。